SOF2015 ▶︎ インタビュー【Capture The Crown】


オーストラリア出身のメタルコアバンドCapture The CrownがSCREAM OUT FEST2015にて待望の来日を果たした。レーベルとの契約解消や度重なるメンバーチェンジなど、様々な状況を乗り越えてきた彼らだが、2015年度はAlesanaのツアーへの参戦や、自らのヘッドライニング・ツアーを本国オーストラリアで開催するなど、バンドとしての勢いは再び加速中だ。今回はライヴの直前、Vo.のJeffrey Wellfare、Gt.のKyle Devaney、Ba.のMaurice Morfawにインタビューを実施。メンバー全員が非常に親日家であり、日本へ来ることが何よりも嬉しかったという彼らに、バンドの変遷や心境の変化、今後の展望などを訊いた。
Interview / Translation Leyna Miyakawa
Photo by Taka Konuma

 
 
——Capture The Crownにとって今回が初来日となります。FacebookやInstagramにも来日に関する投稿を頻繁にアップされていましたが、今回来日が決まった時の心境をお教え頂けますか?
 
Jeffrey Wellfare(以下Jeffrey):すごく興奮したし、今もここにいるのが信じられない。まさか日本に来られるなんて思っていなかったし、日本のみんなは本当に暖かくて、優しいよね。最高の気分だよ。明日は観光ができるから、楽しみで仕方ないんだ。
 
Kyle Devaney(以下Kyle):このSCREAM OUT FESTに出演することを聞いたときはみんな驚いて、興奮して、クレイジーになったよ!
 
Maurice Morfaw(以下Maurice):こんなことが起こるなんて予想もしていなかったから、日本に来られると聞いた時は、泣きそうになったんだ(笑)。
 
 
——Capture The Crownは日本で非常に評価が高く、今回のSCREAM OUT FESTにはあなたがたの来日を待ち望んでいたファンが多く集まっています。
 
Jeffrey:俺たちが日本でそこまで受け入れてもらえているという事実が夢のようで、まだ信じられなくてね。今日その様子をこの目で見ることができるだろうから、ショウがとても楽しみなんだ。日本のみんながCapture The Crownを愛してくれていることに、すごく感謝しているよ。
 
 
——2015年初頭には、自国のオーストラリアで大規模なヘッドライニング・ツアー、Unwelcome Home Australian Tourを開催されましたね。
 
Maurice:「Unwelcome」という名のついている通り、と言っちゃ何だけど(笑)、もっと小規模な内容になると思っていた。でも蓋を明けてみたら、俺たちの予想を遥かに上回る盛り上がりを見せてくれてね。はじめはどうなるかと思ったけど、結果としてすごく良いツアーになったんだ。
 
Jeffrey:このツアーは、色々と直前で決まったことも多かった。ブッキングからスタートまであまり時間もなくて、あれよあれよと言う間にツアーが始まったから、何かを悩むような余裕も無かったんだ。でも結果としてたくさんの人が集まってくれて、楽しんでくれたから、やってよかったと思っているよ。長い時間ドライヴして、旅をして、友達や家族と過ごしたりもできたしね。
 
 
——Capture The Crownは日本において、Alesanaとレーベルメイトです。先日彼らのツアー、The Confession Tourにも参加されていましたが、ツアーはいかがでしたか?
 
Maurice:(苦笑)実はね、このツアーは色々と大変で……。
 
 
——そうだったんですか……?
 
Maurice:うん。ツアー中、何度も移動車のトラブルがあったんだ。頻度で言ったら、2〜3日に1度は必ず何かしらの故障があった。その修理費用もすごく高くついてしまって、その度にくじけそうになった。
 
Kyle:トラブルが起こるたびに、バンドもピリピリしちゃってね。故障のせいで、キャンセルしなきゃいけなかったショウもあったし……。
 
Maurice:でもAlesanaのメンバーは理解を示してくれて、こんな状況にいる俺たちに協力してくれたし、できる限りのサポートをしてくれた。彼らのおかげで楽しい時間を過ごすことができたよ。
 
Jeffrey:人と出会うことができたり、新しい場所に行くことができたのは良かったけど、移動中のトラブルは本当に辛かった。結局車はエンジンが動かなくなってしまって、最後の4公演では車を借りて移動していたんだ。
 
 
——大変でしたね……。
 
Jeffrey:でも、そんな状況でもよくやったと思うよ(笑)!
 
 
——そう思います。ツアーもそうですが、Capture The Crownはここ1年の間には大きなメンバーチェンジもあり、タフな状況を乗り越えてきましたね。
 
Jeffrey:そうだね。でもバンドとしての状況は、今はだいぶ良くなったと思うよ。メンバー同士の仲も良いし、色んな土地に行くことができているからね。一時はマネージメントもなくなってしまってかなり大変だったし、バンドとしてネガティヴな時期もあった。でも今はポジティヴな方向に向いているし、俺自身、幸せな環境に身を置くことができているよ。
 
Kyle:俺やMauriceもみんな、このバンドに入る前から仲の良い友達だったんだ。昔からお互いを知っているから、安心感もあるし、すごくやりやすいんだよ。
 
 
——数年前にはSumerian Recordsとの契約を解消し、現在はArtery Recordingsに所属しています。ここでもバンドの環境は大きく変わったと思いますが、いかがですか。
 
Jeffery:レーベルに関しては、そこまで大きな影響を感じていないんだ。もちろんこのゴタゴタは、当時はすごくストレスフルではあった。たぶん俺たちがやっていたことが、Sumerian Recordsの中では上手く運ばなくて、契約解消という結果になってしまったんだと思う。でもだからと言って、レーベルと争ったりしたわけではないよ。Sumerianの人たちとは今でも友達だし、仲がいいんだよ。これはビジネスなわけだから、こういう形になることもある。でも今、Artery Recordingsや、日本ではTRIPLE VISION entertainmentのサポートを受けられていることに、すごく感謝しているよ。みんなとても理解を示してくれるし、協力的で、いい人しかいないからね。
 
 
——様々な事態を乗り越えたことで、ご自身の中で音楽やバンドに対する見方、感じ方に変化などありましたか?
 
Jeffrey:うん。このメンバーで作る音も、前より良いものができていると思うし、ライヴはどんどんタイトになってきている。すべての要素において快適な環境になってきていると思う。メンタル面でも、常に前向きでいられているよ。
 
 
—— Capture The Crownは本国オーストリアはもちろんUSやUK、ヨーロッパ、そしてここ日本にも大きなファンベースがあります。今後はどの国にフォーカスを置き、活動をしていく予定なのでしょうか。
 
Jeffrey:全部だね。USには大きなシーンが確立されているから、コンスタントにツアーを行うことができる。だからUSでの活動を基軸にしつつ、もっと色んな国でツアーをやってみたいと思っているんだ。
 
Kyle:特に今年はUSだけでなく、まだ行ったことのない、新しい土地でショウを行うことにフォーカスしているよ。
 
 
——具体的に、どの国でショウをやりたい、というヴィジョンなどあるのでしょうか。
 
Kyle:色々あるんだけど、今はとにかく日本にいられることが本当に嬉しくてね。興奮しすぎて、考えられないんだ。(笑)
 
 
——それは嬉しいです。
 
Jeffrey:TRIPLE VISION entertainmentには、何度お礼を言っても足りないくらい感謝している。また絶対に戻ってきたいと思ってるよ。みんな、頼むからまたCapture The Crownを日本に呼んでほしいな(笑)!
 
 
——日本のファンも、Capture The Crownがまたショウを行ってくれることを心待ちにしています。では最後に、バンドとしての今後の展望などお聞かせいただけますか。
 
Jeffrey:面白いことについ先日、バンドの未来にについて、長い時間話し合ったばかりなんだ。
 
Kyle:ミュージシャンとして成長していくことだったり、バンドとしての可能性を広げていくことだったりね。
 
Jeffrey:アルバムを数枚出して、2年後にどこかへ消えてしまうようなバンドにはなりたくない。20年〜30年先もバンドを続けていくことが目標、と言えるけど、それって今自分たちがやっていることが、その結果に繋がっていくわけだよね。だから今現在やっていることに集中して、キャリアや経験を積み重ねていきたいと思っているよ。


インタビュー:Leyna
 
Posted : 2015.06.15
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